痛みもめやにもないけれど、鏡を見たら白目が真っ赤になっている!
充血ではなく出血?結膜下出血をご存じですか?
結膜下出血とは?
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れ出血したもので、白目部分がべったり赤く染まります。
少し目がゴロゴロすることがありますが、自覚症状がないことが多く、痛みなどもありません。
原因は様々で、思い当たる誘因がなくても出血します。
他人に指摘されて初めて気づくことや、鏡を見て気づくことが多いようです。
結膜下の出血では、眼球内部に血液が入ることはなく視力低下の心配もありません。
出血は、1~2週間ほどで自然に吸収されることが多いですが、
強いものでは2~3ヶ月ぐらいかかります。
いずれにしても自然に吸収されるので、ほとんどの場合心配はいりません。
気を付けたい結膜下出血
●眼外傷を受けた場合
●痛みやかゆみ、めやにを伴う場合
●ひんぱんに繰り返す場合
●熱を伴う場合
多くの場合、結膜下出血は放置しておいても構いません。
しかし、上記の場合は自分の症状をしっかりと眼科医に伝え、診てもらいましょう。
結膜下出血の原因と治療
血膜下出血の原因はいろいろとあります。
①眼局所の原因 ②全身性疾患 ③原因不明のもの この3つにわかれます。
出血自体は、軽度であれば10日前後で自然吸収され白目にもどるため、治療は必要ありません。
ただし、眼局所や全身疾患の場合は、原因疾患の治療が必要です。
出血と充血の違い
出血は血管が破れて血液が出たもので、血管の走行がみえません。
一方、充血は細い血管が拡張した状態をいいます。
まず、眼科医に診察してもらい指導をうけましょう。