未分類

眼科通信Vol.157【白内障手術】

今月は白内障手術についてご紹介致します。

白内障の手術は、点眼薬などを用いた局所麻酔で行われます。
白内障という病気は、目の中のレンズ(水晶体)が加齢による変化で濁ることによって、
視力低下を引き起こす病気です。
手術では、その水晶体の濁りを超音波で吸い取り
眼内レンズという人工のレンズを挿入します。このレンズが、水晶体の役割を担います。
手術時間は消毒なども含め、20~30分程度が一般的です。
当院では日帰りで行っており、手術の1時間前に来院して頂いております。
白内障の根本的な治療は手術しかありません。もともとの眼底の状態にもよりますが、
手術をすることで白内障が原因で低下した視力は改善し、見えやすくなります。

一度手術をすればもう白内障にならない?

白内障が一回しか起こらない理由
術後は白内障の原因となる水晶体がすでにない状態であるため、
「白内障」がもう一度起こることはあり得ません。
ただ術後にいったん視力が回復した後にも、
手術合併症やほかの疾患が発症すると、視力が低下することはあります。

後発白内障
白内障手術の際には水晶体(すいしょうたい)嚢(のう)を残し、嚢内に眼内レンズを挿入します。
その眼内レンズの入れ物となる水晶体嚢が混濁してしまうのが、後発白内障です。
早ければ術後数週間で起こることもあれば、何年も経過してから起こることもあります。
後発白内障が起こると、まるで白内障が再発したかのように見えにくくなり、
目がかすみ、視力が低下してしまいます。
YAGレーザーで後嚢を切開することで治療できます。YAGレーザーは外来での処置が可能です。

☆白内障の手術をするには、眼科専門医による診察が必要です。
 診察により手術の適用が認められた後、必要な検査を行います。
☆白内障の手術は、視力を上げる為のものではなく、水晶体の濁りを取り除くものです。
 術後の見え方などには個人差があり、術後眼鏡などが必要となる場合があります。
☆当院の手術は完全予約制となっております。
     詳しくはスタッフまでお問合せ下さい。

関連記事